今日は先月に行きました陶磁器窯元の裏方達をご紹介します。
これは棚板と言いまして、この上に成型され、焼く前の器を乗せる板です。
高温に耐える素材で出来ており、陶磁器生産にはなくてはならないものです。
この板に乗る数量により単価が計算される重要な道具です。
次に、この板と板の間にかます(業界用語トチ)足です。
作る器により高さが異なります。そのため、いろいろな長さの足が必要になります。こちらも高温に耐える素材で作られてます。
窯のサイズと作る器により、この板とトチがセットになり、何段も積み重ね、一度にいろいろな種類の器が作れる重要な道具です。
窯からでる熱は上の方に集まります。その熱を利用し、窯に入れる前の器の水分を抜いている写真です。
非効率の為、今ではあまり見かけなくなりました。
天井に貼った白い布は、焼く前の器に上からごみ等、汚れの原因になる浮遊物を受けるための物です。
ずらりと並んだボトルは色釉薬等が入ったボトルです。
賞味期限があるため、使わなくなった釉薬は廃棄されますのでもったいないことです。
出番を待つ釉薬達!
これらの釉薬により色付けされた色見本。
お分かりいただけましたでしょうか?
皆さんが使っている器は、多かれ少なかれこのような裏方の道具たちにより作られております。
美味しい食べ物を引き立てる器の裏方の一部を紹介しました。
それでは又! よこやま