このところめっきり寒くなってきましたが、皆さんはお変わりございませんか?
VictoryのJohn-Tです。
今日は、前回に続いて萩焼のお話です。
上の写真は「萩焼の茶碗」です。
こちらは、20年くらい前にセットで購入したものですが、今は3個しか残っておりません。
やはり、萩焼は土が柔らかいために、丁寧に取り扱わないと割れてしまいますね。
もともと萩焼は、萩藩主毛利輝元の御用窯として開かれた窯ですので、藩の厚い保護のもとで
作陶を続ける事が出来たといわれております。
又、萩焼は御用窯なるがゆえに庶民は使用することができませんでしたので、わざと高台を
切ってキズものとして市販したといわれております。
高台を切ったものが下の写真で、割高台あるいは切り高台といわれています。
又、この切り高台は、当時、陶工が製品を市場に運ぶ際に茶碗をたくさん積み重ねて運ぶ為、
一番下の茶碗の高台に切れ目を入れ、そに縄をかけ、運びやすくしたという説。
あるいは、茶道の習慣で、高台を鑑賞するのに高台に変化をつけることによって、茶碗の趣を
出そうとしたという説などがあるといわれております。
すべての茶碗などに切り込みが入っているわけではありません。ただ、ほかの所では
見られませんので、萩焼の特徴だといわれております。
それにしても、焼きものはいろいろな特徴があり、調べたり、窯元の陶工の人から話を
お聞きすると奥の深さに驚かされますね!
皆さんも、ぜひ日本の陶器を手に取ってみてください!
それでは、又